部署配属後、住宅メーカーの住宅所有者向けWebサイト構築の管理・開発・保守に携わる。
部署配属後、住宅メーカーの住宅所有者向けWebサイト構築の開発・保守に携わる。
キャロルシステムでは、後輩をしっかり育てることを目的として、業務を通じて先輩が後輩をサポートするOJT制度を採用しています。 今回は、入社当初から現在まで同じプロジェクトに携わっている深谷さん、舘さんに先輩後輩としての関わり方や心掛け、そしてプロジェクトを通じて学び得たことについて聞いてみました。
現在お二人が関わっている、プロジェクトの業務内容について教えてください。
深谷:「家やアパートなど、建物を所有していらっしゃる方向けのWebサイトをCMS『HeartCore』に移行、その後の運用・機能追加・改善を行うプロジェクトに携わっています。 作業内容としては、打ち合わせで出てきた要求に対して、『HeartCore』でどのように実現するかの提案を行ったり、実現に向けた全工程の管理やSE業務、お客様の運用支援業務などを行っています。」
舘:「作業内容としては、主に製造とテスト工程を行っています。リリースの際は深谷さんと一緒にお客様先に出向くほか、保守などの改修の際は、設計から携わることもありました。」
ありがとうございます。舘さんにとって初めて入るプロジェクトだったと思いますが、当時不安に感じていたことはありましたか?
舘:「特に不安に感じていたのは、質問がしにくいことでした。入社当時、新型コロナウイルスが流行していたこともあり、オフィスのデスクには白い仕切りが設置されていました。そのせいで先輩の顔が見えず、質問のタイミングが掴めなかったり、リモートでも質問の方法に悩んでいたので、当時は『どうしよう』という気持ちでいっぱいでしたね。」
なるほど。業務に慣れないのに質問ができない環境は、特に大変だったと思います。現在は、どのような方法で質問をしているのでしょうか?
舘:「現在は、チャットを利用して質問をしています。履歴が残るチャットでは、質問のタイミングを気にする必要がなく、先輩がお手隙の際に返答をいただけます。返答を待っている間はほかの作業を進めることができますし、効率的な方法だと考えています。」
そうなんですね。相手に配慮しつつ、時間のロスも発生しないのはいいことですね。
では、次に深谷さんに質問です。舘さんが初めてプロジェクトに携わる中で、深谷さんは、どのようなサポートを心掛けていましたか?
深谷:「私は、後輩への指導でいつも心掛けていることがあるので、それを実践していました。 新卒で入社してきた方は『何がわからないかがわからない』という場面に何度も直面します。私は、そのような質問を受けたとき、うわべの質問に答えるのではなく、その人が本当にわからないことが何なのかを一つずつ掘り下げ、わからないことの根本を知ってもらうようにしています。
それによって、相手の疑問に対して全く違う回答をしてしまう、といった認識の齟齬を防ぐことができるのではないかと思います。」
ありがとうございます。そのような心掛けをされていたんですね。では、後輩を指導する中で難しいと感じることはありますか?
深谷:「そうですね。質問に答えたとき、本当に相手が理解できているかの見極めに指導することの難しさを感じます。だからこそ、相手が本当に知りたいことの本質を確かめるという心掛けをするようになりました。」
なるほど。過去の経験もあって、今の指導の仕方を採用されているんですね。
次に、舘さんにお伺いします。舘さんは入社当初から現在までこのプロジェクトに携わっていますが、その中で大変だったことと、やりがいを感じたことを教えてください。
舘:「プロジェクトに入ってすぐは、お客様先に出向いて毎日のようにテストをしていました。 特に忙しい時期だったのですが、一日の業務量が多い上に、外部システムとの連携が必要なテストだったため、時には予定通りに業務を進められないこともありました。
逆に、そのような状況だったからこそ、その日行ったテストの半分以上が何事もなく終わるときや、いつもより多くの業務をこなせたときはやりがいを感じていました。」
ありがとうございます。新人の頃はかなり忙しくされていたようですが、そのような状況を乗り越えて、自身の成長はあったと思いますか?
舘:「難しい質問ですね。でも、成長はあったと思います。例えば、昔書いたソースコードに対して、もっと効率的な書き方を思いつくときがあるんです。そういうときは、技術的な知識が増えていると実感しますね。」
舘さんご自身でも成長を実感する瞬間があるみたいですが、深谷さん目線で見た舘さんの成長や、強みはありますか?
深谷さん:「舘さんは常に成長し続けています。もし躓いたとしても、わからないことや原因を追究し、吸収しているので、その繰り返しが舘さんを成長させているのではないかと思います。
また、舘さんの強みは細かいことに気付ける点ですね。社会人としても、プログラマとしても必要になる大切な力だと思います。」
ありがとうございます。これからも、舘さんなりの強みを生かして活躍し続けていただければと思います!
それでは、最後にお伺いします。お二人のなりたいエンジニア像などがあれば、教えてください。また、そのために取り組んでいることがあれば一緒に聞かせてください。
深谷:「ゆくゆくは様々なプロジェクトに横断的に関わりたいと考えています。たとえば、複数のプロジェクトの進捗管理を同時に担うといった、より大きい枠組みを対象にした仕事をしたいですね。」
舘:「私はまだ、なりたいポジションがはっきりしていないのですが、今はとにかく技術を極めていきたいという気持ちがあります。今後は自己成長のために、資格の勉強をしていきたいと考えています。」
※本インタビューは、2022年7月時点の内容です。